らいなたん登場


「は〜い、どちら様でしょうか?」
「わたしだよ、わ・た・し」
「ああ、らいなたんさんですか。今開けますね」
 そういって俺がドアを開けると、そこには水着を着たらいなたんさんが立っていた。
「……なぜに水着ですか?」
 しまった……知らず知らずのうちにツッコンでしまった。
「ああ、それはね。これからちょっとプールに行こうと思って」
「それで俺を誘いに来た、と?」
「違うわよ」
「えっ、それじゃあ一体何のために……?」
 誘いに来た以外に来る理由があるなんて考えもつかないな。なんだろ。
「いやぁこれ一度も使ってないんだけど、切れなくなっちゃったぽくてさぁ〜。
だからあんたにあげようと思って。で、いる? いらない?」
 唐突だな、おい。いきなり選べってか。そんなの決まってるじゃないか。
「ぜひください!」
「あはは、そういうと思った。はい」
 そういってらいなたんさんは水着が入っているであろう袋を渡してきた。
「ありがとうございます、らいなたんさん」
 俺は袋を受け取って、お礼の言葉を述べる。
「いいのいいの。捨てるの勿体無かったしね。それと私のことはらいなたんさんじゃなくて、
らいなたんでいいからね。わかった?」
「はい、らいなたんさん……あっ」
「あはは。まぁいつか直しておいてね。それじゃあアディオスーまりたん
「行ってらっしゃいです」
 そういって俺はらいなたんを見えなくなるまで見送って、ドアを閉めた。


続く


注:これはフィクションです。


コメント:らいなたん登場。設定一応出来てるんで、自サイトで正式公開するつもりです。
     まりたん見てますか?(ぉ
     水着らいなたんは水中探索の絵茶ログのところにある絵を参考に(ぇ